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〝情報戦惨敗〟ロシア、大虐殺隠蔽か「鉄のカーテン







〝情報戦惨敗〟ロシア、大虐殺隠蔽か 「鉄のカーテン」が災い、政権中枢に情報届かない皮肉 FSB大粛清のプーチン氏は「ネット使わないとも」識者 2022-04-14






〝情報戦惨敗〟ロシア、大虐殺隠蔽か 「鉄のカーテン」が災い、政権中枢に情報届かない皮肉 FSB大粛清のプーチン氏は「ネット使わないとも」識者

zakzak by夕刊フジ / 2022年4月14日 15時30分



ウクライナ侵攻で苦戦が続くロシアは、「情報戦」や「宣伝戦」でも敗色濃厚だ。ウクライナに批判的な「偽情報」で世論の攪乱(かくらん)を図るが西側諸国には通じない。逆にロシア国内の情報統制「鉄のカーテン」が災いして重要情報が政権中枢に届かないという皮肉な状況に陥った。ウラジミール・プーチン大統領は連邦保安局(FSB)所属の情報員約150人を追放したというが、さらなる混乱は避けられない。

英紙タイムズによると、追放されたのは、プーチン氏がFSB長官だった1998年に設置された部門の情報員で、一部は「侵攻前のウクライナの実情に関し、噓の情報を報告した」責任を問われたという。同紙は、侵攻が難航していることに対するプーチン氏の怒りの表れで、旧ソ連の独裁者スターリン的な大粛清だと指摘した。

FSBをめぐっては、対外諜報部門トップ、セルゲイ・ベセダ氏らが自宅軟禁に置かれた。ウクライナ当局が欧州で活動するFSB工作員のリストを公開後、欧州など各国がロシア外交官の追放を決めている。

首都キーウ(キエフ)近郊の都市ブチャでは約400人の遺体が路上や集団墓地で見つかり、ロシア軍が住民の頭部を撃ち抜くなどしたと生存者が証言した。凄惨な様子は世界で大きく報じられた。ウクライナ検察は拷問や暴力の痕跡を消そうとロシア軍が遺体焼却を試みたとし、国際人道法違反だと訴えている。

ジョー・バイデン米大統領は12日、ロシアによる民間人に対する残虐行為について「ジェノサイド(集団殺害)」と初めて言明した。

これに対し、プーチン氏は12日、ブチャの虐殺はウクライナ側の「捏造(ねつぞう)」だと主張、これが停戦交渉を後退させているとも主張した。

ロシア側は民間人の虐殺など戦争犯罪行為について一貫して否定している。逆にウクライナ兵が捕虜のロシア人兵士を虐待する様子としたSNS上の動画についてロシア当局が調査すると発表した。ウクライナ軍の最高司令官は「ロシア側の捏造だ」と反論する。

ウクライナからの避難民に関してもネガティブ情報が流された。ドイツの警察は、16歳の若者がウクライナ人に殴打され、死亡したという動画について、「憎悪をかき立てることを目的とした意図的な『偽のビデオ』であると想定している」と発表した。

軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「ロシアは情報戦が得意で、冷戦期も米中央情報局(CIA)の陰謀などを発信し、西側のメディアやオピニオンリーダーを動かしたこともある。今回も複数の偽アカウントをお互いに引用するなどしてウクライナに不利な情報を流し、国際世論の同情を買おうとする目的だろう」とみる。


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だが、今回は英調査報道サイト「ベリングキャット」や欧米メディアなどが、ネット上の動画や衛星写真の検証を行っており、ロシア側の噓は通用していない。

英政府は、ウクライナ国内のネオナチや生物兵器などに関する偽情報を拡散したとして、ロシアの国営メディア「RT」や「スプートニク」の幹部やキャスターら個人や団体14人を制裁対象としている。

一方、ロシア国内では、プーチン政権が虚偽情報の流布や軍の信用失墜を狙った活動をした者に罰則を科すなど厳しい情報統制を敷いている。

ロシアの軍事・安全保障政策に詳しい東大先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏は「外部からは明確には見えないが、プーチン氏はインターネットを使わないとされる。自身が統制したテレビなどのメディアや、大臣、参謀長らの報告を介して情報を得ていて真実が分からなくなっている可能性はある」と指摘する。

米ホワイトハウスは、プーチン氏が戦況や経済の疲弊について、軍幹部や高官から「怖くて真実を伝えられなかった」ために誤情報をもたらされているとの見方を示す。

小泉氏は「米国の情報も容易に事実とは断定できないが、プーチン氏は良い話しか耳に入れない『破滅する独裁者』の末期症状にあると言いたいのだろう」と語った。


https://news.infoseek.co.jp/article/fuji_VKKWVMFONVM7VJ5WFL6H3CFLFY/














































































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